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通販サイトで学園祭巡り 学生の作品販売

2021年10月21日

 秋が深まる9〜10月は学園祭シーズン。本来ならばキャンパスは学生や来訪者でにぎわうはずだが、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いている今秋も、多くの学園祭で入場制限がされている。クラフト雑貨の通販サイト「minn(ミンネ)e」とオリジナルグッズ作成・販売サイト「SUZU(スズリ)RI」は、今年も「学園祭巡り」と銘打ち、芸術系大学の学生たちが学園祭のために制作した作品を販売。学生に限らず一般客からの反応も上々だという。

大阪芸術大の学生が制作した各都道府県をかたどったイヤリング
参加校の学園祭や作品を紹介する「学園祭巡り」の特設サイト

 学園祭は学生にとってのお祭り。芸術系大学の学生にとっても、学外から多くの人が訪れる学園祭は、作品発表の絶好の機会だ。昨年は中止になる学園祭が多く、多摩美術大(東京)からの申し出で、「学園祭巡り」が行われた。

 今年は、東京芸術大や東北芸術工科大、大阪芸術大など全国7大学・専門学校が参加。学生600人以上、ミンネとスズリ合わせて7千点以上の出品を見込んでいる。

 それぞれに専用ページを開設し、各学園祭をPR。出品の際はアカウント作成の支援のほか、制作者の学生の思いをつづったカードを作り、購入者との橋渡し役に徹する。売り上げは上々で、サイト全体の総合ランキングに入ることも。運営するGMOペパボのミンネ担当・三好雛子さんは「学生は伸び代がある。作品は上手なのに、販売の説明経験がないので、支えることで一緒に成長していきたい」と手応えをにじませる。

 30、31の両日に2年ぶりの学園祭を開催する大阪芸術大は、学生による「てづくり横丁」をミンネとスズリで開催。学園祭実行委員長の岡田紗枝さん(21)は「より多くの人に見てもらえるのはネットだと思った。学生たちの集大成を見てもらいたい」とアピールする。

 コロナ禍の苦境をきっかけに始まった「学園祭巡り」。来年以降の状況は見通せないが、GMOペパボの吉沢惇さんは「学生時代から個人の発信としてプラットホームを作る喜び、売れる体験をしてほしい」と話している。


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