大阪ニュース

快適“駅ナカ”で仕事 コワーキングカフェオープン

2021年10月26日

 タイムシェア型のワークスペースとカフェを兼ね備えたコワーキングカフェが、大阪メトロ中央線の本町駅構内にオープンした。大阪メトロによると、“駅ナカ”のコワーキングカフェは全国で初めて。新型コロナウイルス禍で働き方の多様化が加速しており、ウィズコロナ時代にマッチした駅空間の利用方法として注目を集めている。

“駅ナカ”にオープンした全国初めてのコワーキングカフェ=大阪メトロ中央線本町駅

 同施設は、大阪地下街にテナント出店する大阪メトログループの「TUCKNAL(タクナル)」が運営。ワークスペースとカフェを備えたブランド「CAFE ONthe」の1号店で、本町駅の東改札横という好立地に誕生した。

 元々は定期券発売所で、2014年5月末の閉所後、長く倉庫だったスペースを改装した。敷地面積は約90平方メートル。2人掛け、ベンチ席、カウンター席など多様なスタイルの35席を用意し、電話やウェブ会議向けの「トークボックス」と、集中して作業できる「スタディールーム」を備える。

 カフェとして利用しやすいよう、大阪発のコーヒーブランド「エルマーズグリーン」の本格コーヒーや焼き菓子を販売。アンティーク調の家具をそろえ、やわらかな光の照明を採用するなど、居心地のよい空間作りにこだわった。

 料金は、滞在時間に応じた「従量課金制」を取り、会員登録すれば10分あたり70円から利用できる。非会員の一時利用はワンドリンク付きで30分360円から。

 同社は、2019年12月に大阪・梅田にコワーキングスペースを開業している。コロナ禍では週末の臨時休業や時短営業など想定外の事態に見舞われ、今年9月末時点で月会員(法人会員を含む)は800人以上、累計登録利用者数は6500人以上を数える。

 コワーキングスペース運営事業を担当する大東知子部長は「開業当初の目標数値には届いていないが、テレワークやウェブ会議が一般的になったことは追い風で、数字に表れるのはこれからだろう」と分析する。

 今月下旬には四つ橋線西梅田駅近くの地下街「ドージマ地下センター」に2号店の開業を予定。本町店は今後の多店舗、ネットワーク化に向けた試金石であり、「自分の働きやすい場所を探す上で一つの選択肢にしてほしい」と話していた。


サイト内検索