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在宅時間増え、関心高まる家事代行 業者比較サイト人気

2022年1月10日

 新型コロナウイルス禍で在宅時間が増える影響がみられる中、家事代行への関心が高まっている。大阪の主婦らが企画した家事支援サービス業者の比較サイトに注目が集まり、総合情報サービス大手に事業譲渡するといった動きも顕在化。関係者は「自分の好きなことを諦めないために、誰かの手を借りる文化が根付けば」と期待を寄せている。

家事支援サービスの業者比較サイトを示し、「思い切って誰かの手を借りる文化が根付けば」と話す石田社長=大阪市中央区

 注目が集まった比較サイトは「共働き主婦のための ハウスクリーニング情報サイト」。現役主婦によるIT戦略支援会社「ジタン・マーケティング」(大阪市中央区)がコロナ禍前から運営していたが、外出自粛や在宅勤務が求められるようになった2020年度には、同サイト経由で業者に依頼があった件数が前年比175%の月も出てきた。

 通勤の手間はなくなったものの、家族全員が家にいたため、家事の負担が増大した背景があるとみられる。

 同サイトは、同社の石田美穂社長が共働きで多忙を極めた際、家事代行を利用して利便性を体感。主婦仲間とともに18年から体験記のブログを開始したのが始まり。3年で100件以上実際に利用し、サービスの内容だけでなく、申込時の分かりやすさや接客態度までチェックしてきた。

 「良い点だけでなく、いまいちに感じた点も正直に書いてきたのが、信頼につながってきた」(同社)と言い、「業者別」の情報をはじめ、エアコンや宅配クリーニングといった「場所・目的別」などで情報を入手できる。

 20年度には、民間主催の優秀サイトコンテストの「暮らし」部門で1位を受賞するなどし、昨年10月、「マイナビ」(東京)に事業譲渡。「大手の知見や人員の提供で、より多くの方に価値ある情報を提供できる」と決断し、運営には今後も関わっていくという。

 石田社長は「自分の好きなことを諦めないために、たとえ一瞬でもいいから、思い切って誰かの手を借りる文化が根付けば」と思いを込めていた。


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