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豊中市が障害者支援拡充 通学支援サービス開始

2022年5月2日

 豊中市が障害者福祉サービスの拡充を進めている。1日から障害のある児童・生徒の通学支援サービスをスタートするとともに、市内7カ所に障害者支援相談センターを、市医療保険センター内に障害者を対象とした集団検診センターを開設。市域全体のバリアフリー化に関する方針を示す「豊中市バリアフリーマスタープラン」も策定した。「現に困っている人がいることに対応していっている。気軽に相談してほしい」(同市障害福祉課)と利用を呼びかけている。

バリアフリー工事前の状況=長興寺北1丁目(豊中市提供)
点字ブロックの設置や水たまりをできにくくする舗装、縁石の段差軽減などバリアフリー化工事後の道路(豊中市提供)

 通学支援サービスの対象となるのは、小・中・高校のいずれかに在籍し、障害が理由で一人での通学が困難な児童・生徒で、保護者の体調や就労などの理由により付き添いも困難と認められる場合。ガイドヘルパーが通学時の移動の介助、通学前後の身の回りの世話や整理(健康チェック、荷物の確認、戸締まり、着替えなど)、必要なコミュニケーションなど支援する。

 これまで余暇活動をヘルパーが支援する移動支援事業はあったが、通学支援事業は特例として対処しており、利用時間に制限があった。通学支援サービスでは個別の事情に合わせてサービスを利用できる。

 障害者支援相談センターには専門職員を配置。障害者やその家族の相談窓口として、本人の意向を尊重しながら、地域の関係機関と連携し、介護や就労などさまざまな相談に応じる。

 集団検診センターは、市内の障害者福祉事業所の利用者が事業所単位で申し込み、受診時は同行する事業所の職員のサポートを受けることができる。

 3月に策定された「豊中市バリアフリーマスタープラン(移動等円滑化促進方針)」の基本理念は「だれもが気軽に出かけられるまちづくり」。道路や施設などのバリアフリー基準に基づく整備に加え、多様な人々の利用を想定したバリアフリー化を推進するとともに、情報通信技術(ICT)を活用して「バリアフリーマップ」を作成するなど、バリアフリー情報の提供にも力を入れる。


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