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参院選は「IR」争点 立民・泉代表インタビュー

2022年5月11日

 立憲民主党の泉健太代表が大阪日日新聞の取材に応じ、就任半年を迎える党内状況などについて話した。今夏の参院選では統合型リゾート施設(IR)について争点とし、大阪府民に訴えたい意向などを明らかにした。

「大阪選挙区では、政権に対抗する勢力として議席獲得を目指す」と話す泉代表

 ―代表就任から半年、振り返っての感想は。

 「立憲再構築」を掲げてスタートした。野党第1党として再び対抗する勢力となるべく活動してきた。成果は徐々に表れている。

 ―具体的には。

 例えば経済対策として配布される10万円クーポンに関する事務費については厳しく指摘した。また、中小、零細事業者にとって大きな負担となるインボイス制度の廃止法案も提出。目指す「必要な批判もしながら、必要な提案をしていく」姿になりつつある。

 ―全国各地を回っている中で、一般有権者の反応は。

 「しっかりしてほしい」と声も多い。厳しさの中には「頑張らなければいけない」という叱咤(しった)激励も含まれているだろう。真摯(しんし)に耳を傾けていく。

 ―参院選が行われるが、大阪の位置付けは。

 大きな人口を持つ非常に重要な地域と考えている。選挙区での候補者も決まった。現在「生活安全保障」を掲げているが、大阪でも地域経済、生活者に寄り添う政党なのだと訴えたい。

 ―菅直人元首相の大阪選挙区(改選4)の特命担当に就任の経緯は。

 菅元首相から、非常に強い思いを寄せられたことがきっかけ。大阪では新型コロナウイルスで全国最多の死者を出すなど府民への不利益が出ている。さらにカジノを中心とするIRの計画にも大きな問題がある。発信力の高い菅元首相の就任を党幹部が決めた。

 ―IRについての問題とは。

 土壌汚染や液状化の対策に計上されている約800億円をはじめ、費用はさらに積み上がる可能性もある。一方で入場者数については過剰な見積もりになっている。さらに当初は海外客を主眼に置いていたが、現在の計画では国内が中心。大阪だけでなく近隣を含めた国民の懐をあてにしている。

 ―財界を中心に歓迎する声もあるが。

 初期投資額1兆円で経済効果も高いと試算されている。ただ、大阪市住之江区の大阪ワールドトレードセンタービルディング(大阪府咲洲(さきしま)庁舎)も構想では採算が取れていたはず。IR、カジノ構想はばくちではないのか。冷静な目で計画自体を見つめ直す必要がある。参院選では府民が持続可能性や是非を含めて、判断する機会になるべきだと思う。

 ―大阪選挙区での戦いは。

 現在、維新、自民、公明と与党やそれに近い勢力で独占されている。なんとしてでも一議席を手にし、政権と対抗したい。それが府民の利益にもなると考えている。


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