筆手紙道協会は門真市のルミエールホールで4月28日、コロナ禍で使う機会が減っている化粧品を活用して巻き手紙や包装紙などを制作するワークショップ「筆手紙SDGs」を開催した。参加者はメークボックスの隅で眠ったままの口紅や、普段はあまり使わないラメ入りのアイシャドーやマニキュアなどを使って作品づくりに挑戦。色とりどりの化粧品を使った大切な人への思いが込められた作品が会場を彩った。
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母の日に向けてカーネーションをテーマに作品づくりに挑戦する参加者ら |
同協会はスマートフォンの広がりで文字を書くことが少なくなった時代に、真心が伝わる手書き文化を見直そうと浦川良子さんが2019年に設立。手書きの筆文字に絵や色付けをした作品がテレビなどで紹介されると、企業から贈答品の包装や商品陳列棚の展示などの依頼が殺到。八尾市観光協会の2025年関西万博キャッチフレーズに採用されるなど人気を集めた。
同協会は今年3月に初めて筆手紙SDGsの取り組みを発表し、稽古で実践したことがラジオなどのメディアでも多数取り上げられた。丸や三角などを組み合わせた簡単な花の描き方や規則性のある色付けなど、少しのこつを学ぶことで文字や絵に自信のない人でも味わいのある作品に仕上げることができる。
参加者は「メーク道具で描くと独特の質感が出て驚いた」「手書きが楽しくなった。これからも続けたい」などと話し、作品づくりを楽しんでいた。
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