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人の心に残る演歌を 金田たつえが新曲「故郷のれん」

2022年5月27日

 昨年、歌手生活55年(民謡5年、演歌50年)の節目を迎えた金田たつえが、新曲「故郷(ふるさと)のれん」(コロムビア)を出した。今も歌い継がれる大ヒット曲「花街(はなまち)の母」で歌謡界デビュー以来半世紀。今も大阪を拠点に活動を続ける“不死鳥”は「地味でも良い、人の心に残る演歌(うた)を」と魂を込めて今日もマイクに向かう。

新曲「故郷のれん」を出した金田たつえ

 新曲は、三波春夫の名作「チャンチキおけさ」を思い出させる居酒屋の一角で顔見知りがグチをこぼしながらも酒を酌み交わす内容。歌いやすいテンポの軽いノリで、早くもユーチューブでは数多くのカバー映像が上がる。

 しかし、それらファンではまねできないのが途中に入っている“佐渡おけさ”の一節。昨秋に発売したCDが「おけさ情話/佐渡おけさ」だったから世界観として底流でつながる。

 カップリングの「よさこい演歌」はその名の通り土佐っぽが主人公。生まれ育った民謡界の中で、東日本を代表した佐渡島の日本海と、西日本を代表する黒潮踊る高知の太平洋を組み合わせたところがいかにも金田らしい。

 そのために作曲はこのところずっと三宅広一が担当。「まず作詞の先生に私の抱くイメージを伝えて書いていただく。それを三宅先生に渡すと曲を付けて下さる。このペースがとても良くて…」と説明する。

 「歌うのが好きで“趣味が仕事”ですから55年は全然長く感じていない。そんな中で誰も経験したことのないコロナでしょ。皆さんの前で歌う機会も消え、周年どころではなくなった。そこで今回のCDは“故郷っていいなぁ、しばらく帰れなかった故郷に帰りたいなぁ”という気持ちを歌に込めた」

 結婚記念日でいえば金婚式(50年)を超え、ダイヤモンド婚式(60年)が見えてきた。所属事務所代表として支え続ける夫をはじめ家族も元気。「コロナで外出できなかったから、ステッパー器具を自宅で踏んで運動し、毎日1回はカラオケで歌って声を出してました。足腰がしっかりしていないとダメだし、ノドは歌わないとすぐに固くなる。夫婦長持ちの秘訣(ひけつ)ですか? 気持ちを内側にため込まないことですね」と明るい笑顔になった。


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