ルイボスティーの原材料として知られる南アフリカ原産の植物「ルイボス」が枚方市の摂南大で鮮やかな黄色の花を咲かせている。専門家によると、高温で乾燥地帯に生息することから日本ではあまり栽培されず、屋外で開花するのは珍しいという。
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キャンパス内で黄色い花を咲かせたルイボス |
ルイボスはマメ科の常緑低木で、マツに似た針状の葉や竜骨弁と呼ばれる船形の花びらが特徴。薬用植物園も備える枚方キャンパスでは、日光が直射する高台にある研究棟の花壇で、キダチアロエやホホバなどと並ぶ薬用・有用植物群として実習用に植えている。
今春の大型連休中に直径1センチほどの花を咲かせたとみられる。昨年は着花せず、薬学部の伊藤優講師(植物分類学)は「連休後に戻ると咲いていて驚いた。雨が少ないキャンパス特有の気候や、冬の寒さも刺激になったのでは」と推測する。
ただ、アロエの一種などと比べ、定期試験に出題されないため学生の注目度はいまひとつ。伊藤講師は「生薬(根)や葉だけでなく、花を見て初めて本質が分かる」と意義を説いている。
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