岡力の「のぞき見雑記帳」

関西大学体育会野球部監督 早瀬万豊さん

2020年1月6日

チームの結束力を高め 目指すは全国制覇!!

選手に寄り添い指導する早瀬監督

 「就任時、全国制覇を目標に掲げました。みんなキョトンとした顔でしたが…」と笑うのは昨年47年ぶりにチームを明治神宮大会決勝まで導いた関西大学野球部監督の早瀬万豊さん。岡山県出身、小学2年時に兄の影響で野球を始める。その頃の夢は、野球選手、獣医師そして忍者。その言葉の通り地元の作陽高校では軽快な守備で内野手を任される。また特進クラスに在籍し東西の六大学進学を見据え文武両道に励んだ。

 関西大学時代にショートからピッチャーにコンバート。マウンドを背後から見続けてきた経験はフィールディングやけん制の部分でも功を奏し実績を上げる。結果、多くの社会人野球チームから注目される存在となった。

 大先輩である村山実氏の助言もあり強豪・日本生命硬式野球部に入団。現役時代は、エースとしてチームをけん引した。また新日本製鐵堺の補強選手として抜てきされた際、後にメジャーリーガーとなった野茂英雄選手と共にプレーし汗を流した。社会人時代は、選手、コーチ、監督としてそれぞれ都市対抗野球大会で日本一を経験。指導者として福留孝介選手、仁志敏久選手などをプロの世界へと押し上げた。

 2014年に会社を離職し関西大学の野球部監督に就任。規律と礼儀を重んじたゆまぬ努力でチームを結束。攻撃、守備、フィジカル・コンディショニングにおいて細部にわたるプランと戦略を練り上げた。指揮を執るようになり低迷していたチームは、関西学生野球連盟・秋季リーグで4度の優勝実績を誇る。

 「昨年の神宮では惜しくも優勝できませんでした。この経験は軸となる2回生選手にも良いバロメーターになったと思います。まずは、春を制し昨年かなわなかった全国制覇を達成したい」と語る早瀬さん。あと一歩のところで逃した夢の続きは今年に持ち越された。頂点を目指した戦いは始まっている。

 (コラムニスト)

 ■関西大学体育会野球部公式サイト https://www.kandai.ne.jp/cl_baseball/


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