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統一地方選 大阪府内10市町選

全選挙区 対決の構図

 

八 尾 市

野沢倫昭氏

露原正行氏

柴谷光謹氏
 【八尾市】 現職に二新人が挑む三つどもえの戦い。  野沢は市議六期の経験を持ち、市民団体「公正・民主の会」の支援を受けて八人の共産市議候補と連携。「財政再建・同和(施策)終結」「ロマンある八尾のまちづくり」を訴え、市政の転換を目指す。

 露原も元市議で、前回に続く二度目の挑戦。四年間に地道な地域活動を積み上げ、今回の市長選に臨んだ。「地域活動で多くの仲間を得た。当選への確かな手応えを感じている」(陣営幹部)と必勝を期す。

 再選を目指す柴谷は当選以来「庁内改革」を断行し、休日に市議会を開いたり、市民サービスの向上に努めた。四年間の実績を強調し、「これだけ変わった。さらに変わる」と二期目への決意を語る。

富田林市

多田利喜氏

徳山博一氏
 【富田林市】 七期二十八年務めた前市長の引退で、新人同士の一騎打ちとなった。

 連続挑戦となる多田は前回、保守層の支持を受けて現職に千五百票差まで詰め寄る善戦をみせた。今回は自民、公明、自由、保守新党が全面的に支援。共産与党体制が続いた市政の転換を図ろうとしている。

 市議三期の実績を持つ徳山は市職労などの労働組織でつくる「みんなで明日の富田林をつくる会」の支援を受ける。一部の保守層も取り込み、「無党派市民党」を標ぼう。市長給与30%カットなどの公約を掲げて支持を訴える。

寝屋川市

西森洋一氏

馬場好弘氏
 【寝屋川市】 府内の十市長選の中で唯一の共産公認候補・西森。「無投票は良くない。市民に選択権を」と出馬に踏み切った。同党の市議候補七人と表裏一体となって戦っているが、出遅れが響く。前回共産票の一万八千に上乗せできれば大健闘か。

 二期目を目指す馬場は政党の推薦を受けない「無所属市民派」の立場で戦い、広く市民の支持を求める。「基盤整備などやり残したことがある」と訴えて続投を目指す。

藤井寺市

井関和彦氏

国下和男氏
 【藤井寺市】 再選を狙う現職と市OBがまちを二分する激しい一騎打ちを展開している。

 井関は、柏原・羽曳野・藤井寺三市で組織する消防組合長から市長に転出した。防災現場出身の市長は府内初で、全国でも二人目。この四年間の実績を訴え、共産を除くほとんどの政党の支持を得た。

 元市幹部だった国下の陣営では、四年前に引退した元市長が陣頭指揮を取る。事務所には元同市助役、元部長ら複数の元幹部が連日詰めかけて現職打倒に燃えている。

 両者の戦いは、すでに先の府議選から始まっており、井関が自民公認の新人を支援すれば、国下は自民籍を持ちながら党公認から外れた現職を全面支援。結局、現職が党公認新人をきん差で破った。“間接対決”を制して勢いに乗る国下だが、今回の直接対決ではどうなるかは目が離せない状況だ。

大阪狭山市

吉田友好氏

井上 武氏

相木守鋭氏
 【大阪狭山市】 二期目の現職に、再挑戦の新人と元市幹部の新人が挑む三つどもえ戦だが、事実上は現職と市OBとの一騎打ちの様相を呈している。

 市長選に初挑戦の吉田は無所属での出馬だが、選対事務所には公明の神崎武法代表はじめ各党幹部のげき文が所狭しと張られている。「狭山のためならなんでもやる」と若さと行動力を全面に押し出し、現職を猛追撃。陣営幹部の一人は「手が届くとこまで来た。あと一歩」と自信をのぞかせる。

 一方、現職の井上は各業界からの支持を得て、「四年間の実績をもとにさらなるステップアップを」と訴える。南海高野線金剛駅前整備などの実績を強調し、支持の輪を広げる。陣営幹部は「決して楽な戦いではないが、何とか逃げ切りは可能」と確かな手応えを感じている。

 吉田と井上の戦いに埋没気味の相木は「合併には断固反対」と訴え、前回票三千を目標に街宣車を走らせている。


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