県展 じっくり見定め1票 来場者、好きな作品に投票

鳥取市の鳥取県立博物館で開催中の「第66回鳥取県美術展覧会(県展)」(県、県教委、新日本海新聞社主催)では、来場者が好きな作品に投票する企画「あなたが好きな作品賞」が人気を集めている。22日には、芸術の秋を満喫しようと訪れた家族連れらが投票用紙を手に一点一点じっくりと鑑賞し、お気に入りの作品を見定めていた。

県展を身近に感じてもらうのが狙いで、来場者が展示作品の中から部門ごとに好きな作品1点に投票し、各部門で最も得票数が多い作品に賞が贈られる。

倉吉市上井の北窓幸夫さん(76)と妙子さん(72)夫妻は「毎年秋の楽しみの一つで訪れている。どの作品も芸術性が高くて迷う」と真剣な表情。県文化政策課の岩田美里係長は「漠然とでも、好きだなと思う作品に投票しながら鑑賞を楽しんでほしい」と話した。

鳥取会場の展示は26日まで。10月8日以降、県内4会場を巡回する。同賞の投票が設定されているのは、鳥取、米子、倉吉会場の3会場で、受賞者は12月に公表される。

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