新連載小説スタート 「柩の狩人」大沢在昌・作、河野治彦・画

 ご愛読いただきました新川帆立・作、大野博美・画「ひまわり」は12日に終了し、15日から大沢在昌・作、河野治彦・画「柩(ひつぎ)の狩人」がスタート。中年太りの切れ者刑事と女性探偵がタッグを組み、新宿で起きた老朽ビル崩落事故の死者の謎に迫るミステリーです。ご期待ください。

 【作家の言葉】佐江刑事を狂言回しに据えた狩人シリーズも6作目となりました。過去作を読まれていなくても楽しめる作品にするつもりです。タイトルでいつも悩む私ですが、今作は連載をスタートする前から「柩の狩人」でいくと決まっていました。その理由は、連載をお読みくだされば、明らかになるはずです。

 【略歴】大沢在昌(おおさわ・ありまさ)1956年愛知県生まれ。79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞してデビュー。91年「新宿鮫」で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門を受賞。94年「無間人形 新宿鮫Ⅳ」で直木賞、2014年「海と月の迷路」で吉川英治文学賞受賞、ほか受賞作多数。22年には紫綬褒章受章。近著に『晩秋行』『黒石 新宿鮫12』などがある。

 【画家の言葉】「北の狩人」からスタートしたこのシリーズはそれぞれが独立した物語ですが、初期の作品の佐江は脇役でした。ところがシリーズが回を重ねるほど、渋い主人公に描かれてきています。さて今回の佐江はいかに…。

 【略歴】河野治彦(こうの・はるひこ)1955年青森県生まれ。81年、大沢在昌氏の長編「ダブル・トラップ」の挿画を担当。以来、大沢氏と今野敏氏の作品を中心に、単行本の装丁や装画、雑誌の挿絵を多数描いている。

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