あらがう意思を絵に込める

 描くのは痛み抱えた存在【生き抜く】「日本画」

  •  東京・神楽坂で開かれた堀江栞の個展。新たな1枚を加えた6枚組みの「後ろ手の未来」(手前)と「かさぶた」が展示された=2023年12月
  •  「寝る間を惜しんで描き続けることがあります」と堀江栞。東京都内にあるアトリエには画材のほか、ドライフラワーやお気に入りの小物が並ぶ=2024年2月
  •  東京・神楽坂のギャラリーで開かれた個展で展示された堀江栞の「かさぶた」=2023年12月
  •  堀江栞「凜然」(2010年)(photo:Naohiro Tsutsuguchi)
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 心から描きたいと思うものを描いてきた。動物、人形、縫いぐるみ、石…やがて人へ。それらはみな「痛みや悲しみを抱えた存在」だと気付いたのはいつ頃だったか。

 画家の堀江栞(32)は幾つもの困難に直面してき...

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