2017年1月12日

外国人向け観光案内所 新年度、米子駅周辺に

 鳥取県を訪れる外国人旅行客が増加する中、県は新年度、JR米子駅周辺に国際観光案内所を新設することを検討している。米子-香港便や米子―ソウル便、環日本海定期貨客船で訪れる外国人に県内の見どころを伝え、中海圏域で滞留しがちな個人客の流れを県中東部にも引き寄せる。

 2016年9月に香港便が就航、同10月にはソウル便が格安航空会社(LCC)の運航に切り替わり、個人客が増加。香港便は昨年12月の搭乗率が就航後最高の72・9%を記録するなど好調だ。個人客はJR境線で米子駅に向かうケースが多く、同駅は山陰を訪れる外国人客の玄関口となりつつある。

 しかし、同駅には外国人客に交通や観光、ホテルを紹介する専用の案内所がない。米子市観光協会が設置している現在の案内所は主に日本人向けで、案内エリアも県西部にとどまっているという。

 県は、英語、韓国語、中国語での対応が可能な案内所を同駅周辺に整備したい考え。「訪日外国人4千万人」を目指す国の支援制度も活用し、新年度予算での対応を検討。今後、設置主体や運営方法などを詰める。

 県観光戦略課の鈴木俊一国際観光誘客室長は「県西部で外国人の客足が止まり、東中部への誘導が十分にできていない。外国人への情報発信基地として機能を充実させ、県内観光地の生の情報を伝えたい」と話している。(北尾雄一)