2017年3月3日

鳥取砂丘「オアシス」巨大化 記録的大雪が要因か

 鳥取砂丘の中にある“池”の「オアシス」が、この冬巨大化し、地元の人や観光客の関心を呼んでいる。大雪がもたらした現象とみられる。

 鳥取県鳥取砂丘事務所によると、オアシスは砂丘に降った雨や雪が地下水として浸透し、低地に湧き出してできる。海岸の手前にそびえる「馬の背」の南西付近にあり、真夏は乾いて消えるが、それ以外の時期に見られる。

 大きさは通常は計測していないが、最も深い部分の水深を調べており、1日は137センチあった。130センチを超えたのは2012年の冬以来。それ以外は90センチ程度で、13年は「水たまり程度だったので計測もしていない」という。

 今年は2月に市内で33年ぶりとなる90センチ以上の積雪を観測するなど大雪に見舞われ、7日間も「白い鳥取砂丘」に。オアシスの水深は例年なら胴長を着て測るが、ゴムボートを出してウエットスーツを着用して行った。

 堀田利明所長は「自然のもので毎年は見られない。例年より大きい」と話し、「興味本位でボートで遊んだり、水中に入ったりしないでほしい」と注意を呼び掛ける。

 2日に京都府から親子で訪れた会社員、上岡理奈さん(44)は「以前来たときにはなかったような記憶がある。迫力があった」と話した。(藤田和俊)