2017年5月19日

韓国への修学旅行中止 倉吉東高、朝鮮情勢で

 北朝鮮による相次ぐミサイル発射など緊迫する朝鮮半島情勢を受け、倉吉東高(鳥取県倉吉市下田中町)が、10月中旬に予定していた韓国への修学旅行を中止したことが18日、分かった。旅行先を国内に変更するという。交流事業の生徒派遣を取りやめる高校もあり、鳥取県内の日韓交流に影響が出始めている。

 倉吉東高は、10月17~20日の日程で2年生193人の旅行を予定していたが、5月17日、生徒に中止を伝えた。変更後の行き先は未定。20日のPTA総会で保護者に説明する予定で、山田智子副校長は「生徒の安全確保を考えた判断。今年のみの対応であり、情勢が安定すれば例年通りの体制に戻す考え」と話した。

 米子高(米子市橋本)は2、3年生の4人が希望していた姉妹校・韓国造形芸術高への生徒派遣(7月11~14日)を取りやめた。同校の交流事業は、日韓政治問題や新型インフルエンザの影響で2008年と09年にも中止しており、田中宏校長は「残念だが、生徒の安全が明確でなければ実施できない」と話した。

 18年の平昌冬季五輪に向け、県は江原道で開催される「世界平和教育フェスティバル」に県内の高校生26人の派遣を予定していたが、1人が辞退。派遣自体は今月26~30日、予定通り行う。

 一方、県教委高等学校課によると、鳥取西高(鳥取市東町2丁目)と米子南高(米子市長砂町)が、学校間の交流事業で10月に生徒を韓国に派遣予定だが、今のところ変更はないという。(渡辺暁子、田中美千留、渡部ちぐみ)