2017年9月13日

大伴家持大賞決まる 大賞に堤さん、森田さん

 鳥取市国府町ゆかりの奈良時代の歌人、大伴家持を顕彰する公募短歌大会「第23回大伴家持大賞」(鳥取市主催、新日本海新聞社など共催)の最終審査会が12日、鳥取市内であり、各賞が決まった。最高賞の大賞に一般の部は名古屋市の堤朱子(しゅこ)さん(43)、児童生徒の部は鳥取県立八頭高3年の森田光さん(17)が輝いた。

 大伴家持は国守として因幡国に赴任中、万葉集の最後に収められた和歌を詠んだとされる。今大会は「音」がテーマで、一般の部は2608首、児童生徒の部は1382首の応募があった。

 堤さんの受賞作「音たちが金色銀色うねる夜野外ライヴの飛び魚になる」は、野外コンサートに参加する高揚感が表現されている。陸上部員の森田さんは、1500メートル走で後続を引き離しトップを走る気持ちを「千五百風切り走る先頭を残り五百で離れる足音」と詠んだ。

 最終審査会は、歌人の佐佐木幸綱さん(78)と小島ゆかりさん(61)、県歌人会顧問の北尾勲さん(76)と池本一郎さん(78)の4人が表現力などを審査した。表彰式は10月15日、同市国府町庁の国府町コミュニティセンターで行われる。(田村彰彦)

■一般の部
音たちが金色銀色うねる夜 野外ライヴの飛び魚になる
堤  朱子さん(名古屋市緑区)

■児童生徒の部
千五百風切り走る先頭を 残り五百で離れる足音
森田  光さん(鳥取県立八頭高3年)