2017年10月12日

心に響く 濃淡や筆致 鳥取、岩崎さん墨象作品展

 鳥取県岩美町出身で書家・詩人の岩崎風子さん(64)=神戸市在住=の「鯤墨(こんぼく)展~森から海へ」が、鳥取市栄町のギャラリーそらで開かれている。自作の詩文や書、墨象作品約30点が鑑賞者を作品世界へいざなっている。14日まで。

 岩崎さんは、中国の思想家・荘子の寓話(ぐうわ)から大きな鳥になるという「鯤」という魚を引用し、自身の描く墨象の形態に鯤墨と名付け創作活動を展開している。鳥取での個展は2回目。

 アシの枝で描いた「銀河 何億光年からのメッセージ」や、「太陽の心音」「瞬」をはじめとする岩崎さんの詩や、尾崎放哉の句の一節などがずらり。濃墨と青みがかった淡墨を使い、にじみや筆の緩急で表現した作風が心に響く展観となっている。