2017年12月30日

鳥取舞台の大河ドラマを パンフ完成で機運醸成

 「鳥取県を舞台に!歴史大河ドラマを推進する会」は、候補作となった岩美町出身の外交官、沢田節蔵と廉三兄弟、廉三の妻美喜を描いた「三愛のクニへ」のパンフレットとポスターを作った。ドラマ化の機運を高め、テレビ局へ働き掛けて本格的な誘致活動に乗り出す。

 パンフレットはA4判カラー4ページ。日本の国際連盟脱退について全権大使の松岡洋右と対立した節蔵や初代国連大使として国連加盟に尽力した廉三など、外交官として最前線で奮闘した2人の歩みを、孤児救済に立ち上がった美喜と合わせて時系列でたどる。

 三愛とは人類愛、祖国愛、母子愛のこと。「三愛のクニへ」提案者の片山長生さん(76)=岩美町浦富=は「3人の生きざまを通して、日本や世界のあり方を考えるきっかけにしたい」とテーマの普遍性を強調する。

 今後は朝の連続ドラマの候補作「赤とんぼの母」と合わせ、NHKや民放各局にドラマ化を要請。講演会やゆかりの地を巡るイベントも計画中だ。

 同会の内田克彦共同代表(63)は「まずは岩美町の皆さんに知ってもらうのが第一。地元から盛り上げ、県民一丸となってドラマの実現を目指したい」と意気込む。

 パンフレットは各1500部、ポスターは各50部作製。岩美町役場やわらべ館のほか、県庁県民室などに配布している。

(野木絢)