2018年2月2日

貴重な拓本、来場者魅了 南部で企画展

 石碑や寺の灯籠に刻まれた文字や文様を紙に写し取る「拓本」の魅力に触れる企画展が、鳥取県南部町下中谷の祐生出会いの館で開かれている。現代では入手不可能な国宝の拓本も展示され、来館者は普段目にすることのない拓本の世界に浸っている。12日まで。

 会場には石碑や古銭、古鏡などの拓本446点が並ぶ。

 孔版画家でコレクターとして知られる板祐生(1889~1956年)が30(昭和5)年、東大寺の「金銅八角灯籠」に貼られていた音声菩薩(ぼさつ)の羽目板の拓本を購入したが、62(同37)年に盗難被害に遭い破損。現在はレプリカが展示されており、拓本は破損以前の姿を今に伝える。