2018年8月2日

受賞者 喜び新た とっとり文学賞表彰式

 「第5回とっとり文学賞」(新日本海新聞社、政経レポート主催、中央印刷特別協賛)の表彰式が1日、鳥取市富安2丁目の新日本海新聞社であり、最優秀作品の文学賞に輝いた足立悦郎さん(71)=境港市=ら受賞者が喜びを新たにした。

 同文学賞は、鳥取の活字文化の活性化を目的に2014年に創設。今年は過去最多の40編の応募があり、鳥取市出身の自由律俳人、尾崎放哉の晩年を描いた足立さんの『みなんごあんの春』が文学賞、佳作に椋本かなえさん(38)=鳥取市、ペンネーム=の『夜のなかをゆく』、奨励賞に鳥取西高2年、戸国航さん(17)=鳥取市=の『馬鈴薯(ばれいしょ)』が選ばれた。

 表彰式で岡田健二審査員が「足立さんの作品は他の放哉作と比べても遜色なく、レベルの高さに驚いた。戸国さんは将来性があり、今後に期待したい」と講評。足立さんは「本当の放哉像は自分の中で明らかになっていない。放哉の追悼をテーマに短編を書きたい」とさらなる創作意欲をにじませた。(野木絢)