障害者アートに取り組む三重県松阪市の障害者施設「希望の園」の作品展、「どこまでも自由に」(アートピアとっとり主催)が、倉吉市魚町のくらよしアートミュージアム無心で開かれている。12人のアーティストの個性を生かした力作が、訪れた人の目を楽しませている。5月26日まで。
同施設は、絵画、造形、音楽活動、劇団など、さまざまな芸術・文化活動を通して表現している。ほんままいさんの「守護鳥」は第71回みえ県展洋画部門優秀賞を受賞した作品で、生命力を感じる赤い鳥が大きく描かれている。川上建次さんの「キース」は、猫を思わせる不思議な作品。早川拓馬さんの「旅に出よう、握手しよう」は、列車で人の形を表現しているほか、人と列車が画面いっぱいに登場している。
同ミュージアムの田村輝彦館長は「利用者の特性を見いだし、1人ずつが継続して絵に向かっていることで他の施設にはない絵になっている」と目を細める。
5月18日午後2時から、同ミュージアムでギャラリートークがある。また、作品の一部は、同18日までエースパック未来中心で展示される。
会場 | くらよしアートミュージアム無心 |
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