鳥取市元大工町の城下町とっとり交流館「高砂屋」西蔵で、大山焼久古窯(伯耆町久古)の鈴木治道さん(36)の作陶展が開かれている。特殊な釉薬(ゆうやく)で作り上げた陶器など100点が並び、来場者の目を引いている。30日まで。
久古窯は1970年に開窯。鈴木さんは多種多様な釉薬を使い、薄さや軽さにこだわった器作りに励んでおり、昨年には伝統工芸士の認定を受けた。
抹茶わんやコーヒーカップなどの日用品、なだらかな曲線が目を引くつぼや花器などを多数展示。鈴木さんは「日用雑器など、ぜひ手にとって肌で感じてほしい」と呼びかけている。