「もう離さない」 サルがひとときの涼を楽しむ 動物公園に氷の差し入れ 

 鳥取市戎町の真教寺公園で4日、飼育されている動物たちに同市内の老舗氷店から合計40キロの氷がプレゼントされた。この日の同市の最高気温は今年最高の38.6度(平年33.3度)を記録しており、動物たちは“最高”のタイミングで届いた贈り物を堪能した。

 この日は、県内10カ所の観測地点のうち、鳥取市を含む8カ所で35度を超える猛暑日となった。公園の動物たちは連日の猛暑で疲れ気味だという。

 ニホンザルの飼育舎でも、サルたちは日陰など少しでも涼しい場所を探して座りこんでいたが、飼育舎に氷のブロックが運び込まれると様相は一転。好奇心の強いサルから順番に集まり、かじったり、抱きついたりしてひとときの涼を楽しんだ。

 氷を届けた金田商店(同市弥生町)のアルバイト、鳥取大2年の衣笠瑛一さん(20)は「暑くてやりきれない中、動物たちも氷で涼んで元気な姿を見せてくれれば」と話した。

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