待ちに待った土曜夜市 浜村駅前で4年ぶり 人出最多、屋台に行列

 鳥取市気高町のJR浜村駅前広場で、浜村温泉の夏の風物詩の一つ「土曜夜市」が4年ぶりに開催された。“待ちに待った”復活に、町内外から浴衣姿の子どもたちや親子連れなどが大勢集い過去最多の人出。スーパーボールすくいや焼き鳥、かき氷などの屋台も大にぎわいで、思い思いに夏の夜を満喫していた。

 今回は気高地域商工青年部が主催し、浜村温泉商店会が協力して開催。新型コロナ禍前までは、地元商店の販売促進と地域コミュニティーの活性化を図ろうと、浜村温泉商店会が取り組んできた。

 以前は7月に3、4回開催され、約半世紀にわたって地域に根づいたイベントとして親しまれてきたが、今回は1回のみにした。

 会場では、カイちゃんスタンプ会によるカイちゃんスタンプ台紙1冊500円分でお楽しみ券千円分と交換できる交換会が実施されたほか、多彩な屋台が軒を連ね、どの店も長蛇の列だった。

 同市青谷町の橋本大征君(11)は「久しぶりの開催で楽しかった。焼きそば、焼き鳥がおいしかった。夏のいい思い出になった」と大満足。商店会の佐々木篤史会長(39)は「来場者の多さを見て、楽しみにしてくれていたと感じた。浜村の夏の風物詩として、これからも開催を続けていけたらと思う」と喜びを語った。

 初めて主催した村上健一商工青年部長(37)は「来年に向けこの経験を生かし、他団体との協力も検討しながらステップアップした土曜夜市を開催したい」と意気込みを話した。

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