「竹灯籠」作りに挑戦

親子連れら楽しむ 大山町・かくわの郷庄内

 大山町古御堂の地域自主組織「かくわの郷庄内」で、竹灯籠作り体験が開かれた。

竹灯籠を作る子どもら

 湯梨浜町の「竹灯籠工房」の代表、森下智道さんを講師に招き、町内から親子連れら20人が参加した。

 森下さんが事前に用意した完成作品が机に並べられ、竹の内側に置いたライトを点灯させると、竹に開けた無数の穴から光がこぼれ、参加者はその美しさに息をのんだ。

 竹灯籠作りの注意点などを聞いた参加者は、自分の好きな竹や、デザインに使うテンプレートを選んで灯籠作りにチャレンジ。竹に貼り付けたテンプレートに沿って電動ドリルで穴を開け、仕上がり具合をライト越しにチェックしながら思い思いの作品を仕上げた。

 家族で参加した保育園年長の吉野とうまちゃんは「ヒヨコを描いた。ここにぼくの星座もあるよ」と、竹にデザインされた魚座を指さし、満足そうだった。

 出来上がった竹灯籠は、各家庭に持ち帰って飾るという。

境港・中浜公民館で夏休み子ども講座

 境港市財ノ木町の中浜公民館(木村一也館長)で、夏休み子ども講座があり地区の児童らが青竹で夜を彩る「竹灯籠」作りに挑戦した。

竹筒に電動ドリルで穴を開ける参加者

 島根県森林インストラクターの福間美智子さんら3人が講師を務め、小学2年から6年の児童と地域ボランティアら約35人が参加した。

 初めにボランティアの自己紹介や講師から作業の流れについて説明があり、竹の成長の速さや放置竹林などについても学んだ。

 児童は長さ約30~40センチ、直径約10~15センチの切り出した竹筒と、花火や天の川、桜などの模様が描かれた紙の中から好きなデザインの物を選び、紙を竹筒の外側に貼り付け、電動ドリルで穴を開けていった。

 中浜小5年の藤本莉央那さん(10)は「小さい穴を開けるのが難しかった。ドリルの振動で手が痛くなった」と話した。

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