秋の訪れ 知らせる合唱 観光案内所のスズムシ

 厳しい残暑が続く中、米子市灘町1丁目の米子まちなか観光案内所では、「リーン、リーン」と鳴くスズムシの音色が秋の訪れを感じさせている。

 約40年にわたってスズムシを飼育している近くの住民から8月中旬に飼育ケースに入れて届いた。住民宅では毎年500匹前後が生まれ、知人らに分けている。同案内所では4年前からこの時季のおなじみの光景となっている。

 この住民によると、今年は暑さが厳しかったため、例年より約10日早く生まれ、鳴き始めも早かったという。今月中旬にかけては夜間だけでなく日中も鳴く。

 同案内所を運営する米子観光まちづくり公社の川越博行理事長(67)は「観光客や訪れた人に、スズムシの鳴き声で秋の涼しさを感じてもらえれば」と話している。

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