現場の現状を探究 鳥取中央育英高 県中部でフィールドワーク

 地域のリーダーを育成しようと鳥取中央育英高(北栄町由良宿)が取り組む「地域探究学習」の一環として県中部の約20カ所の施設などでフィールドワークが始まった。生徒が各施設などに出かけ、観光資源の活用や環境美化などへの方策を考える。

 梨の地理的表示(GI)保護制度への登録を目指す班は、鳥取二十世紀梨記念館なしっこ館を訪問。吉田亮参事はGI保護制度の登録目的を紹介した上で、「新甘泉は鳥取県以外で栽培できないので、保護されているようなもの。(GI保護制度を)取るメリットがない」と指摘した。

 田村海翔さん(17)は「現状、GI保護制度は新甘泉には必要ないということだった。ジョイント栽培では、短い期間で収量が取れると分かった」と話した。

 同校は人口問題や文化芸術、生活環境など、さまざまな分野のフィールドワークを実施。9月中旬に中間報告会が行われる。

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