島根県立美術館(松江市袖師町)で8日、企画展「住友コレクション名品選-フランスと日本近代洋画-」が開幕した。クロード・モネやジャン=ポール・ローランスをはじめとするフランスの画家と浅井忠ら日本の画家の作品を一堂に展示している。11月6日まで。
住友家が収集してきた美術品で現在は泉屋博古館東京(東京都)が所蔵するコレクションの中から、名品85点を展示。住友家15代当主・住友春翠が1897年の欧米視察旅行の際にパリで購入したモネの「サン=シメオン農場の道」は、モネに関する日本のコレクションの中でも最初期のものとして有名。歴史画家、ローランスの横幅3メートルの大作も鑑賞できる。
初日はオープニングセレモニーの後、泉屋博古館東京の野地耕一郎館長によるギャラリートークが行われた。