JAの役割を学ぶ出前講座が8日、倉吉市大谷の倉吉農業高で行われた。JA鳥取県中央会総合企画部の小山愛主査が協同組合について解説し、生徒たちは自らが経営者となった想定で問題解決の手法などを考えた。
生徒たちが爬虫(はちゅう)類のペットショップを営んでいるという想定で、小山さんは「えさ代が高い」などの問題点と解決法を探るよう指示。生徒たちは解決法を模索し、班ごとに発表した。
小山さんは「協同組合を結成することで経営が安定する」などとし、「1人では力が足りないことをみんなで連帯して助け合う相互扶助が協同組合の基本的な精神」と呼びかけ、JAの理念も説明した。
長安梓紗さん(17)は「JAは農業関係の商品を売っているイメージだったが、みんなで支え合ってやり遂げていることが分かった」と話した。
出前講座はJAを進路選択の一つにしてもらおうと開催。食品科流通コース2年の14人が、10月13日まで計4回受講する。