2025年春の鳥取県立美術館の開館に向け、県教委は日南町と連携した移動美術展「“みる”からはじまる『対話型鑑賞』のススメ」を、同町美術館で開いている。自由に感想を言い合いながら美術作品を鑑賞する「対話型鑑賞」を前面に押し出した展示は、県内で初めて。14日は日南中の全生徒や町民が同美術館を訪れ、ユニークな鑑賞プログラムを楽しんだ。
対話型鑑賞は、美術作品に対して感じたことや気付いたことを他者に伝えたり、他者の発言を受け止めたりしながら作品の見方を深めていく鑑賞プログラム。鳥取県立美術館は開館から15年間、県内の全小学4年生を招き対話型鑑賞を実践していく考えで、地域の美術館と連携した美術鑑賞のファシリテーター(進行役)育成に注力している。