手に思いを託して 手話言語条例制定10年(3) 人材の不足

若い人が学ぶ機会を 通訳者など高齢化の波

  • 手話を練習する久松手話サークルの参加者ら=5日、鳥取市富安2丁目のさわやか会館

 地域の手話サークルは、長年、手話の普及や理解促進に貢献してきた。手話言語を広め、理解者を増やすために欠かせない存在だ。

 鳥取市富安2丁目のさわやか会館で活動する久松手話サークルは、今年で設立50年を迎える。現在の会員数は35人で、議会中継などの手話通訳ができる手話通訳士、公的機関でろう者の支援ができる手話奉仕員も複数在籍し、週1回の活動は充実している。

 5日は20人ほどが集まり、50年の記念大会で披露する手話を交えた歌の練習などに取り組んだ。今年3月に入会した同市立川町1丁目の伊藤秀雄さん(77)は「互いに勉強し合い、だんだんと手話でコミュニケーションが取れるようになった」と笑顔を見せる。

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