目指せレンコン島!? 大根島で収穫本格化

 中海に浮かぶ松江市八束町の大根島で、レンコンの収穫作業が本格化している。レンコン栽培は山陰では珍しく、生産者は「花がきれいで景観にもいいレンコンを大根島の名物にしたい」と意気込む。

 農産物や加工品の生産販売などを手がける「ふぁーむ大根島」(同町波入、豊島美紀代表)が休耕田を利用して3年前に栽培に着手。産地の茨城県の生産農家に学び、徳島県から種を仕入れ、試行錯誤しながら取り組んできた。

 今年は同町入江の中海沿岸の休耕田を中心に90アールで作付けし、約7トンの出荷を見込む。収穫作業は9月中旬から始まり、来年2月ごろまで。水深約60センチある蓮田の中に入り、ポンプでくみ上げた水を高圧噴射させて水中から地下茎を掘り上げる。

 栽培を担当する豊島泰斗さん(29)は「今年から本格的に出荷しているが、台風の影響がなかったので作柄がいい。山陰でレンコンといえば大根島と言われるようにしたい」と話し、栽培拡大を目指す。

 収穫したレンコンは米子市の青果市場に出荷され、山陰のスーパーなどで販売されている。同社ではレンコンを使ったレトルトカレーの商品化も計画している。

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