チェーンソー腕競う 大山で伐木全国大会開幕

 チェーンソーの腕前を競う全国大会「日本伐木チャンピオンシップin鳥取」(実行委主催)が28日、大山町赤松の大山槙原駐車場で開幕した。21都道府県から92人が出場。大きな音を上げるチェーンソーをたくみに操り、磨いた技を競い合った。29日まで。

 大会は2021年に続いて3回目。安全性や正確性、スピードを重視しながら「伐倒」や「枝払い」といった種目で総合点を競う。5種目の「プロフェッショナル」と2種目の「ビギナー」の2クラスに加え、今年から林業大学校の学生や高校生が対象の「アカデミー・ジュニアクラス」を新設した。

 全クラス共通種目で、傾いた丸太から垂直に切り出す「丸太合わせ輪切り」では、集まった観客が緊張しながら応援。競技を終えるたび、選手へ大きな拍手を送っていた。

 プロフェッショナルクラスに出場している鳥取県東部森林組合の清水勇介さん(40)は「慎重になってタイムが落ちた」と反省。2日目の競技に向け「想定外のことが起きても、最後まで集中力を保ちたい」と気持ちを切り替えた。

 29日のアカデミー・ジュニアクラスには15組30人が出場。会場を訪れていた倉吉農業高3年の谷本啓太さん(17)は「先生やプロフェッショナルクラスの方に教えてもらって上手になったので、優勝を目指して頑張りたい」と意気込んだ。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事