第２９回足立美術館賞の授与式が安来市古川町の同館であり、広島県在住の日本美術院特待、水野淳子さん（４３）に賞状と副賞（買い上げ料５００万円）が贈られた。
受賞作「きのうのきょうとアシタ」は、水野さんの５歳の息子が口にした言葉を基に、時間軸を意識して制作した１５０号の作品。同館で１９日まで開催される「再興第１０８回院展」で展示されている。
足立隆則館長から賞状と目録を受け取った水野さんは「偉大な先生方の作品とともに収蔵されることはとても光栄。受賞を糧にさらに創作活動を頑張りたい」と話した。
足立美術館賞は、将来性ある日本画家の育成を目的に院展に設けられている。
