鳥取市湖山町の鳥大付小で、防災体験が行われ、同校児童と保護者合わせて250人が地震や津波、河川氾濫が起こる仕組みや、災害時の避難行動について学んだ。
保護者でつくる同校懇話会(柴原史則会長)が企画した。鳥取大地域安全工学センターが協力し、新聞紙を使ってコップやバケツを作るコーナーや、浸水する様子が仮想現実(VR)で体験できるコーナーや、災害現場で活用されるドローンを操作できるコーナーが設けられた。
地震の伝わり方を伝えるコーナーでは、強震動地震学が専門の香川敬生教授が指導し、建造物の骨組みの模型を使って揺れの伝わり方などを教えた。
参加した1年生の小倉煌貴君は「地震に強い骨組みが分かり、楽しかった」と話した。柴原会長(49)は「体験したことを帰宅後、家族で話し合ってもらい、いざというときに生かしてほしい」と話した。