座り心地いいね! 鳥取工高生がベンチ製作 若葉台のバス停に

 バス待ちの市民に利用してもらおうと、鳥取工業高(鳥取市生山)の生徒らが木製ベンチ5脚を製作し、このうち2脚が8日、同市若葉台北6丁目の環境大学前バス停に設置された。住民らは早速、真新しいベンチの座り心地を確かめた。

 若葉台地区まちづくり協議会(亀井良博会長)から「わかば中央通りのバス停には座る場所が無く、ベンチを作ってほしい」と学校に要望があり、建設工学科3年の9人が一肌脱いだ。

 9人は卒業製作として、機械を使わずスギを全て手作業で加工し幅約2メートル、座高40~60センチのベンチを製作した。手すりをつけたり立ち上がりやすいよう座高を高くしたりと、一工夫凝らしているのがポイントだ。

 この日は、環境大学前の上り線と下り線の2カ所のバス停に1脚ずつ椅子を設置。住民らは「バスが来ても立ち上がれないかも」と座り心地の良さに喜んだ。

 山本稜馬さん(17)と松本楓月さん(18)は「地域とのつながりを深められた。みなさんの笑顔が見られて最高」と満足げ。亀井会長は「要望を快く受け入れ、しっかりと仕事をしてくれる姿が頼もしかった。今後も学校と地域がつながる取り組みを続けたい」と目を細めた。

 今月末までに、わかば中央通りのバス停3カ所に全てのベンチを設置するという。

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