サッカーJ3ガイナーレ鳥取の選手が、サービス付き高齢者向け住宅アザレアコートこうほうえん(米子市両三柳)を訪れ、入居者らと交流した。風船バレーやサッカーのミニゲームで体を動かし、笑い声の絶えない時間を過ごした。
高齢者がクラブを支えるサポーターになることで、生きがいづくりにつなげてもらうJリーグのプロジェクトの一環。同チームは10月1日のホーム戦で、鳥取県内の高齢者施設25カ所で暮らす161人のメッセージを横断幕にして掲示。企画に参加した施設のうち、3施設に選手が出向いて交流している。
同施設には田村亮介(28)、富樫佑太(27)、馬場琢未(24)の3選手が参加。入居者10人や、キッズタウンかみごとうの年長児約30人と触れ合った。入居者は座ったままできる風船バレーで選手らと交流。サッカーのミニゲームでは、選手と園児の対戦を見守り、子どもたちが得点すると大きな拍手を送っていた。
ガイナーレのファンだという入居者の女性(82)は「サッカーが好きで、試合を見ていると気分が高揚する。実際に選手が来てくれてうれしい。一日も早くJ2に復帰してほしい」とエールを送った。田村選手は「楽しい時間が過ごせた。試合で勝つことで恩返ししたい」と決意を新たにした。