伯耆国武将 南条氏の新史料発見 家臣への書状などの原本統治方法知る手がかりに

  • 南条宗勝が山田重直に宛てた所領の扱いに関する書状

 戦国時代の伯耆国を代表する武将、南条氏に関する新史料が見つかり、関係者を驚かせている。見つかったのは、毛利氏の配下だった南条宗勝が、家臣団の山田重直に宛てた所領に関する書状など4点。関ケ原の戦いで西軍側につき、一族・家臣が離散した南条氏に関する史料はほとんど現存しておらず、当時の伯耆国の統治方法の一端が分かる貴重な史料として注目される。

 発見の発端となったのは、南条氏の居城、羽衣石(うえし)城(湯梨浜町羽衣石)の国史跡指定に向けた同町教委の学術調査。調査委員会の岡村吉彦副委員長(55)が、山田重直の子孫が山口県岩国市の博物館「岩国徴古館」に寄贈した古文書の中から見つけた。

残り 666 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事