「とっとり陶窯展」盛況のうち閉幕 計量クイズは吉田さん(鳥取)当選

 鳥取市富安2丁目の日本海新聞ビル5階ホールで開催された「第15回とっとり陶窯展」(実行委主催、新日本海新聞社共催)は、最終日の23日も多くの陶芸ファンでにぎわった。特製花器の計量クイズの発表があり、盛況のうちに閉幕した。

 会場には県内の窯元、木工芸店が制作した作品がずらり。訪れた家族連れらは、カップや皿を手に取りつつ制作者との会話や交流も楽しみながら、お気に入りの作品を買い求めた。

 陶工房「根-ne.(ねね)」の西根絵理子さん(42)が制作した花器にコメがどのぐらい入るかを予想するクイズの正解を発表。来場者が見守る中、西根さんが自ら升を使って計測。2升5合のコメが入った。

 243通の応募の中から鳥取市鹿野町河内の中学校教諭、吉田みのりさん(59)が当選。陶芸が好きで毎年のように会場に足を運んでいるという吉田さんは「まさかと思った。すごくうれしい。陶芸展は作家ごとに違う特徴や色合いが見られて毎回楽しい。季節の生け花を挿して大切に飾りたい」と喜んでいた。(松本妙子)

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