誰もが自分らしく暮らせる社会の実現を目指し、家事や介護、子育て、仕事のワークライフバランスについて考えるセミナーが2日、倉吉未来中心などで開かれた。山陰放送アナウンサーの丸山聡美さんとガイナーレ鳥取スクールコーチの鶴見聡貴さんが対談し、自身の経験やこれからの生活について語り合った。
セミナーは「鳥取でみつけた!自分らしく輝くくらし」をテーマに、ワークライフバランスを促進しようと県男女共同参画センターよりん彩が主催。会場とオンライン合わせて約50人が参加した。
丸山さんは中学時代に抱いたアナウンサーという夢を実現するため、「大学での4年間は『絶対にアナウンサーになる』という気持ちで過ごした。努力した結果、夢がかなえられた」と述懐。今後については「コロナ禍でいろんなことを考えさせられた。『好き』や『楽しい』と思えることを大事に過ごしたい」と展望した。
神奈川県出身の鶴見さんは現在、現役時代を過ごした鳥取に移住。興味のあることを子どもたちと一緒に経験するなど、自分らしく生活できているとし「改めて、鳥取の良さが見えてきた」と強調。最近は絵を描くことにはまっているとし、「続けていたらうまく描けるようになった。何でも続けることが大切」と呼びかけた。