新日本海新聞社読者センターによる「社会人のための新聞講座」が2日、倉吉市昭和町1丁目の倉吉信用金庫本部で開かれた。新入職員3人が受講し、コミュニケーション能力を高めるワークショップを体験したほか、新聞の読み方や活用法を学び、新聞の必要性について理解を深めた。
講座は、新聞に親しんでもらう本紙NIB(ビジネスに新聞を)活動の一環として毎年、鳥取県内の企業などを対象に実施。同信金では、中部本社読者センターの尾上明記者が講師を務めた。
尾上記者は「新聞は信頼性が高く、読むことで視野が広がる」と新聞の役割を強調。「見出しでニュースの主な内容が分かる。リード(前文)には、記事が伝えたいことが書かれている」と記事の構成や読み方を解説し、「新聞を使って情報を収集し、想像力を持って情報を活用して」と呼びかけた。
足羽遥妃さん(20)は「新聞を読むように心がけていたが、新聞の読み方が分からなかった。これからは飛ばし読みもしながら、毎朝新聞を読み、お客様との会話に生かしたい」と話した。
この日は鳥取市富安2丁目の日ノ丸産業本社でも同講座があり、新入社員4人が受講した。