身体機能訓練など体験 気高あすなろで認知症理解 浜村ふれまち事業推進協

 鳥取市の浜村地区ふれあいのまちづくり事業推進協議会(谷口基子会長)は、本年度事業の一環として、同市気高町八幡の老人ホーム「気高あすなろ」(大橋陽子施設長)で開催された「なぎさカフェ(認知症カフェ)」に参加した。身体機能訓練や言葉探しゲームなどを体験し、施設に対する理解を深めた。

 「なぎさカフェ」は認知症当事者と介護する家族の孤立を防ぎ、地域に認知症の理解を促すことを目的に設置され、毎月第3火曜日に開催。当日は同協議会の19人が参加した。

 田中理規副主幹(生活相談員)のあいさつの後、作業療法士(機能訓練指導員)の堀川智哉さんの指導で、新聞紙を丸めてカラフルなテープを巻いた長さ約1メートルの棒を使った可動域上肢運動と、北原白秋作の「五十音(あめんぼの歌)」を大きな声で読み上げる口腔(こうくう)ケア体操の身体機能訓練に臨んだ。

 次に4グループに分かれ、五十音の一音ずつのカードを組み合わせて言葉をつくり、その数を競う言葉探しゲームで盛り上がった。

 田中副主幹は「質問もたくさんあり、充実したカフェとなった。福祉サービス・介護など困りごとがあれば専門職に相談ができるので、認知症の方に限らずどなたでも気軽に参加していただきたい」と呼びかけた。

 初めて参加した谷口会長は「体も頭もリフレッシュして若返った。あすなろさんが認知症専門施設と知り、終の住家に対する理解もでき、近くにあるということにも安心を感じた」と話した。

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