老朽化が問題となっている鳥取市内の市民会館▽市文化ホール▽市文化センター▽福祉文化会館-の4施設を統合・再編する市の方針について、同市内の文化団体関係者から要望や懸念などさまざまな声が上がっている。2月に策定した整備の基本方針に、美術展覧会が開催できる広さや、一定の音響機能、収蔵スペースや練習室の確保など必要な機能について明記。約10年以内の再編を目標にするが、一筋縄ではいかなそうだ。
統合・再編する4施設は、特に老朽化が進む福祉文化会館から段階的に縮減する。市は、有識者や文化団体関係者で構成する委員会を今年の夏~秋に立ち上げ、収容人数など新施設の規模感について議論し、本年度中に基本構想を策定する考え。