3月に開館した鳥取県立美術館(倉吉市駄経寺町2丁目)で開催中の開館記念展「アート・オブ・ザ・リアル」の来場者が9日、3万人に達し、節目の入場者に記念品が贈られた。
3万人目となったのは、伯耆町溝口の会社員、田中諒さん(35)。同館の斎藤正樹副館長から同展の図録などオリジナルグッズ計7点を受け取り、「一度は来てみたいと思い来場した。(声をかけられて)びっくり」と驚き、「一流の美術に多くの県民が触れる場所になれば」と新たな文化・芸術拠点に期待を寄せた。
斎藤副館長は「教科書に載るような作品の本物が見られるチャンス。会期中、5万人は来てほしい」と話した。
同展は、伊藤若冲やピカソ、モネなど巨匠らの作品を含む約180点を展示。会期は6月15日まで。