家庭用EMS美顔器をご利用時の注意点

家庭用EMS(Electrical Muscle Stimulation)美顔器(電気刺激で筋肉などを刺激する)を首付近に当てて使用すると次の事例のように、めまいなどの体調不良や失神(柔道の絞め技でいう「落ちる」に似た状態)に至る場合があります。

また、失神時に転倒して頭部外傷(頭を周辺の家具や床にぶつけて負傷)などの二次被害を引き起こすこともあります。

頸部付近にどのくらいの負荷が加わると失神に至るかについては、明確ではなく個人差があります。美顔器を首付近に当てて使用しないようにしましょう。


●EMS美顔器を安全に使用するためのアドバイス

○EMS美顔器を使用するに当たっての注意

・頸部付近に美顔器を押し当てたり、装着することは避けてください。

・反射性失神は立位で生じやすいため、失神時に転倒して頭部外傷などの二次被害を引き起こす可能性があるため、周囲の家具などに注意してください。

・寝不足時や飲酒後などはできるだけ使用するのを控えてください。

・美顔器の種類によって構造・使用方法などが異なるため、使用前に取扱説明書や注意表示の確認をしてください。

○EMS美顔器を使用中に具合が悪いと感じたら

<失神前に感じることが多い症状>

・頭が締め付けられるような感覚

・物がダブって見える状態

・吐き気や嘔吐を催すとき

・意識が遠のく感覚など

<失神の前兆を自覚した場合には>

・その場でしゃがみこむ

・横になる

・立っている場合は足を動かす

・座っている場合は足を交差させて組ませる

・両腕を組んで引っ張り合う

などの対処を行ってください。

また、失神をきっかけに転倒して、周辺の家具や床に頭をぶつけたりすることがあるため、少しでも具合が悪いと感じたら直ちに使用を中止し、なるべく早く休むことが大切です。休む際には座らず、きちんと横になるようにしてください。

詳しくは、消費者安全調査委員会のホームページをご覧ください。
https://www.caa.go.jp/policies/council/csic/activity_report/2024/assets/csic_cms201_240411_01.pdf


情報発信:鳥取県消費生活センター

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