猫好きの木工作家、草刈庄一さん（４１）＝智頭町埴師＝と表飛悠人さん（３１）＝鳥取市吉岡温泉町＝による二人展「猫る木工展」が、同市栄町のギャラリーショップそらで開かれている。掛け時計やスマホスタンドなど、猫がモチーフのかわいらしい作品が会場を彩っている。３０日まで。
智頭杉などの県産材を使って主に曲げわっぱを手がける草刈さんは、レーザーで猫の顔や手を箱の側面に彫った「ねこわっぱ」や、県産杉製の新作「ねこキャリーバッグ」を披露。約１０点の木工製品を展示した。
「銘木工房ゆら木」の代表を務め、高品質のオーダーメード品や音楽雑貨など幅広く制作する表さんは、猫のペンダントなど雑貨を中心に約６０点を並べた。中でも注目は、県産杉を使用した木製カプセルトイ「因伯雅茶（いんぱくがちゃ）」。完全オリジナル構造で、今回は展示に合わせて猫耳を設置した。期間中は誰でも楽しめる。
「木製キャリーバッグはあまりなく、初の試み。ぜひ注目して」と草刈さん。表さんは「とにかくガチャを回して楽しんでください」と笑顔で呼びかけた。
