巧みな筆使いで表現 鳥取で「火の鳥」作品展

 絵画グループ「火の鳥」の作品展が、鳥取市川端1丁目のギャラリー集(つれ)で開かれている。四季折々の風景や卓上静物などを色鮮やかに描いた油彩画が会場を彩った。27日まで。23日から作品が入れ替わる。

 今展には、講師を務める洋画家の八木俊実さんと50~80代の会員22人が約55点を出展。前期では、仁風閣をはじめ地元の景色を切り取った作品や、艶やかに描かれた花弁が目を引くバラの絵など個性豊かな作品が並ぶ。

 谷口武章さんの「釧路湿原」は、色を細かく重ねて実際に展望台から眺めた釧路湿原(北海道)の広大さを表現。菅原理絵さんの「晩秋城跡」は、巧みな陰影表現とやわらかな色使いで紅葉が広がる鳥取城跡を丁寧に描いた。

 会員の日下部みどりさんは「それぞれが構図や色彩、背景などに工夫を凝らした。自由に作品を見ていただき、少しでも目や心の保養になれば」と話した。

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