大山町で心霊体験を語り合う「大山怪談会」(宮内杏子会長)が、中海テレビ放送で放送している市民投稿チャンネル「パブリックアクセスチャンネル」の地域賞を受賞した。
同チャンネルは1992年に開設。地域住民が自ら情報を発信する全国初の「パブリックアクセスチャンネル」で、市民から持ち込まれたビデオなどを放送している。
同チャンネルで放送した番組の中から優れた作品を表彰しており、今回が28回目。昨年放送された85タイトルの中から、大賞や優秀賞など8作品を選んだ。
大山怪談会は、昨年夏に開かれた「夏の怪談会」の模様をパブリックアクセスチャンネルに投稿し、地域賞を受賞した。
表彰式は、米子しんまち天満屋のてんまやホールで開かれた。ノミネート作品のダイジェスト上映も行われ、その完成度の高さに会場からは拍手が起こっていた。
宮内会長は「まさかこのような賞をいただけると思ってもいなかった。幽霊を題材に楽しむ会ではなく、私たちと故人・ご先祖を結ぶつながりや、科学では証明できない不思議な体験を共有できればと考えている。今回の受賞を励みに今後も続けていきたい」と話した。