エネルギア文化・スポーツ財団(理事長・苅田知英中国電力特別顧問)は16日、広島市内で第30回エネルギア賞の表彰式を行った。
美術、音楽、伝統文化、スポーツの4分野で活躍する個人や団体を顕彰するもので、鳥取県からは陶芸家の山本佳靖さん(42)=倉吉市不入岡=が美術賞に輝いた。
山本さんは、国造焼の4代目。個展の開催や公募展での入選を重ね、昨年は、「焼締窯変壺」が日本伝統工芸展でNHK会長賞を受賞。地元不入岡の土を生かし、土だけを使って新しい焼き物を生み出す焼き方を追求している。
表彰式では「作品だけでなく、作り手としての今までの過程を評価されたのは初めて。今後も皆さんを魅了する作品を作っていきたい」と喜びを語った。